トップページ原料辞典

原料辞典

技術者限定情報

甘草フラボノイド

植物の紹介

カンゾウは漢字で「甘草」、英語では「Licorice」と書くマメ科の植物で、中国、ロシア、中央アジア、中近東、欧州などに自生する多年生植物です。
甘草は、薬用植物として世界中で利用されており、「生薬の王」とも称されています。その歴史は4,000年にわたるとされており、古代バビロニアのハムラビ法典に薬として記述されている、また、古代エジプトのツタンカーメン王の墓地から甘草が発掘されたなど、数々の逸話があります。日本には中国より渡来したと考えられ、正倉院にも生薬としての甘草が保存されています。

現在、甘草は漢方薬、外用薬、注射薬、点眼薬など医薬品としての利用に加え、甘味料としても広く調味料や菓子等の食品に配合されています。さらに、甘草の根に含まれる甘味成分であるグリチルリチン酸とその誘導体(グリチルリチン酸ジカリウムなど)は、優れた抗炎症作用を持ちながら、肌への刺激が少ない成分として、医薬部外品や化粧品の分野で、最も汎用される成分の一つとなっています。
また、根にはグリチルリチン酸のほかにも多数のフラボノイドなどが含まれています。これらのフラボノイドを抽出、精製した「油溶性甘草エキス」 (甘草フラボノイド)は、優れた美白作用を有する成分として、スキンケア製品に広く配合されています。  

甘草フラボノイドに含まれる成分

・ グラブリジン

油溶性甘草エキスの主な作用・効果

・ 美白作用
  - チロシナーゼ活性阻害作用
  - メラニン産生抑制作用

・ 紫外線誘導による色素沈着抑制作用
  油溶性甘草エキスP-T(40)(以下P-T(40))配合製剤と
  グリチルレチン酸ステアリル(以下SG)配合製剤を併用
<試験条件>
① SG含有またはプラセボクリーム塗布:2週間
 (抗炎症効果による、メラノサイトへの刺激低減作用)
  ↓
紫外線照射
  ↓
② P-T(40)含有またはプラセボクリーム塗布:5週間
 (チロシナーゼ活性阻害作用による、メラニン産生抑制)
<塗付部位>
・A部位: ① プラセボ ⇒ ② プラセボ
・B部位: ① SG含有クリーム ⇒ ② プラセボ
・C部位: ① プラセボ ⇒ ② P-T(40)含有クリーム
・D部位: ① SG含有クリーム ⇒ ②P-T(40)含有クリーム

この原料を使用した製品

化粧品・医薬部外品原料:油溶性甘草エキス
化粧品・医薬部外品原料:油溶性甘草エキスHG

おすすめカテゴリー

メラニンケア

本ページ内に記載の技術情報は、化粧品または食品・健康食品企業の方をはじめとするその関連する業務に従事されている方を対象に、適正にご使用いただくことを目的としたものであり、一般消費者向けのものではございません。これら技術情報は市販商品における効能を示唆するものではないことにご留意いただき、関連法規制の規定等をふまえ、消費者に向けた広告宣伝や販売等の目的に 使用することはお避けください。

原料辞典

効果・機能分類

お問い合わせ

©2017 丸善製薬株式会社 All Rights Reserved.