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ウコン

ウコンの花

ウコンの根茎

 ウコンは、熱帯アジアに分布し、インド、沖縄、中国東南部や東南アジアで栽培されているショウガ科クルクマ属の宿根草です。多肉質の根茎は薬用のほか、カレー粉に重要な香味、黄色素として利用されます。
 ウコンの根塊部に含まれる黄色素クルクミンには、抗酸化作用、肝機能改善作用、前立腺肥大抑制作用等があることが知られています。一方ウコンにはセスキテルペンと呼ばれる精油成分も含まれており、クルクミンとは異なった機能性を有しています。

ウコンに含まれる成分

クルクミン


セスキテルペン(主成分ar-turmerone)


ウコンには精油成分が豊富に含まれていますが、この精油成分の主成分がセスキテルペンです。 ウコンセスキテルペンはターメロンと呼ばれる単環式セスキテルペンで、主な成分としてar-ターメロンが確認されています。

肝機能改善効果動物実験

 ウコンセスキテルペン、クルクミンの肝機能改善効果を確認するため、ラットを用いたガラクトサミン誘発肝障害に対するウコンセスキテルペン、クルクミンの効果を調べました。
給餌飼料にウコン抽出物から分画したセスキテルペン画分0.5%、クルクミン画分1%を配合し、ラットに約10g/1日の割合で摂取させました。給餌開始から7日後にラットにガラクトサミンを投与し、肝障害を誘発させたときのGOT、GPT、LDHの変化を確認しました。

動物実験タイムテーブル

ウコンセスキテルペンの 肝機能改善効果

ウコンはクルクミンだけでなく、セスキテルペンも合わせて摂取することで、より効果的に肝臓の健康維持が期待できます。
肝臓が障害を起こすと肝細胞中の、アミノ酸合成を促す酵素であるGOT(グルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼ)、GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)、が血液中に放出され、それに伴いこれらの活性上昇が見られます。
ラットを用いた、ガラクトサミン誘発肝障害モデル試験において、ウコンセスキテルペンを投与することでGOT、GPTの活性が抑制される事が確認されました。

セスキテルペンの肝機能改善効果

 一般的にGPT活性は慢性肝炎の場合急激に上昇し、アルコール性肝炎の場合は、GOT活性が上昇することが知られています。  
 GPT活性の上昇抑制はウコンセスキテルペンの方が大きく、GOT活性の上昇抑制はクルクミンの方が大きいことが確認されました。

ウコンセスキテルペンの 肝機能改善効果 2

 肝臓が障害を起こすと肝細胞内からGOT、GPTの他に解糖系に関与する酵素であるLDH(乳酸デヒドロゲナーゼ)が血液中に放出され、それに伴いこれらの活性上昇が見られます。
 ラットを用いた、ガラクトサミン誘発肝障害モデル試験において、ウコンセスキテルペンを投与することでLDHの活性が抑制されました。
 一般的にLDH活性は急性肝炎の時に上昇することが知られています。このことからウコンセスキテルペンは急性肝炎の予防にも効果が期待されます。

この原料を使用した製品

化粧品・医薬部外品原料:ウコンエキス
食品・食品添加物用原料(機能性食品素材):ウコンエキス

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