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ニュースリリース

<学会発表>スマート乳酸菌®に関する研究発表

2012年8月29日(水) - 8月31日(金)に札幌にて開催されました食品科学工学会第59回大会において、神戸大学 水野雅史教授らとの共同研究内容の発表を行いました。(発表者:神戸大学 西谷洋輔先生)

【演題】
In vitro腸管炎症モデルを用いたLactobacillus属菌株の炎症抑制効果およびその作用機序の検討
【発表概要】
炎症性腸疾患は慢性持続性の腸炎を起こす難病である。このような腸炎に対してプロバイオティクスである乳酸菌株の一部が緩和・抑制作用をもつと報告されている。Lactobacillus属菌株について、in vitro腸管炎症モデルを用いて炎症抑制効果およびその機序の検討を行った。
Caco-2細胞を用いて腸炎モデルを作成し、RAW264.7細胞を活性化させる実験系を用いた。炎症の指標として、RAW264.7細胞からのTNF-α産生およびCaco-2細胞中のIL-8 mRNA発現を調べたところ、漬物由来であるL. plantarum 22A-3では生菌体・死菌体ともにTNF-α産生およびIL-8 mRNA発現が有意に抑制された。
これらの炎症応答の抑制機序を検討するため、L. plantarum 22A-3の細胞壁画分を調整しモデルに供したところ、IL-8 mRNA発現が有意に抑制されたと同時に、TGF-β1 mRNA発現の有意な亢進が認められた。
以上の結果から、L. plantarum 22A-3は、腸上皮細胞に対し抗炎症性サイトカインであるTGF-β1の発現を促すことにより、炎症応答を抑制する可能性が示唆された。

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