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ニュースリリース

<学会発表>スマート乳酸菌®に関する研究発表

2013年6月13日(木) - 14日(金)に東京にて開催されました第17回腸内細菌学会において、神戸大学 水野雅史教授らとの共同研究内容について発表を行いました。(発表者: 神戸大学 Lamubol Jarukanさん)
皆様のご来場、まことにありがとうございました。

【演題】
デキストラン硫酸ナトリウム誘導性腸炎マウスモデルにおけるLactobacillus plantarum 22A-3の腸管炎症抑制効果
【発表概要】
プロバイオティクスである乳酸菌は腸炎緩和・抑制効果をもつと報告されているが、これらの免疫学的効果は株特異的なものであり、作用機構も異なることが知られている。
in vitro の評価においてLactobacillus plantarum 22A-3が炎症性サイトカインであるTNF-a 産生及びIL-8 mRNA発現を有意に抑制することから、抗炎症効果を持つ可能性を示した。
本研究では、in vivo における効果を調べるため、デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘導性腸炎マウスモデルを用いて、L. plantarum 22A-3生菌体の経口投与による腸炎への影響を検討した。
7週齢のC57BL/6雌マウスを予備飼育し、DSS非投与群(Cont)、L. plantarum 22A-3 生菌体を経口投与した群(22A-3)、DSSを投与した群(DSS)、DSSと22A-3を投与した群(DSS+22A-3)の4群に分けた。
経口投与を開始して7日後より2% DSS水溶液を飲水として7日間自由摂取させた後、蒸留水に切り替えさらに3日間飼育した。
実験期間中の体重変化および便性状の観察、解剖後に結腸の長さの測定、H&E染色した結腸組織切片に対して病理組織学的解析を行った。
DSS群はCont群と比較して、DSS投与開始から5日後に体重減少が見られ、軟便、血便が観察された。実験開始時の体重を100%とした時、実験終了時のDSS群の体重は79.1%であったが、DSS+22A-3群の体重は83.9%であり体重減少は有意に抑制された(p < 0.05)。
結腸の長さにおいては、DSS群が4.6 ± 0.1 cm、DSS+22A-3群が5.5 ± 0.1 cmであり、炎症による結腸の短縮が有意に改善された(p < 0.01)。さらに、 結腸の組織学的スコアはDSS群が9.1 ± 0.3、DSS+22A-3群が7.9 ± 0.4であり、炎症による組織の損傷が有意に改善されることが明らかとなった(p < 0.05)。以上の結果から、L. plantarum 22A-3 はDSSによって誘導される腸炎を緩和する効果があることが示唆された。

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