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ニュースリリース

<学会発表>キラヤ由来トリテルペノイドサポニン水溶液に関するポスター発表

2013年6月6日(木)−7日(金)の間、第38回 日本香粧品学会(主催:日本香粧品学会)が開催されました。
メインテーマ: 『Sustainable Cosmetology (持続性のある香粧品科学)〜香粧品科学を支える医学・薬学・産業の持続発展のために〜』

本大会におきまして、弊社よりポスター発表を行いました。
皆様のご来場、まことにありがとうございました。

【演題】
P02 キラヤ由来トリテルペノイドサポニン水溶液の物理化学的研究―起泡力に対する多価アルコール並びに無機電解質の影響―
【発表概要】
 アニオン高分子系のバイオサーファクタント、キラヤ由来トリテルペノイドサポニンは優れた起泡性並びに表面張力低下作用を有することから、古くから頭髪洗浄剤をはじめ、食品用乳化剤として注目されている。しかし、その水溶液の物理化学的性質についての報告は殆ど無い。本研究ではキラヤ由来トリテルペノイドサポニン水溶液の起泡性に対するポリオール並びに無機電解質の影響について詳細に検討した。
 キラヤ水溶液の起泡性は共存するポリオールの有機概念図法で算出したIOB(Inorganic/organic balance)値に応じ、増減する興味ある現象を見出した。その作用機序解明の一環として、キラヤ水溶液の表面張力〜濃度曲線に対する添加ポリオールの影響について検討した結果、キラヤの起泡性を向上させた1,3-butylene glycolの場合、その表面張力〜濃度曲線に対してほとんど影響を与えなかった。一方、消泡効果の高かった1,2-hexanediolはキラヤ水溶液の気/液界面の吸着量を著しく減少させた。さらにキラヤ水溶液の起泡性に対する無機電解質の影響について検討した結果、キラヤ水溶液の起泡性は無機電解質の離液順列に影響されにくいが、SDSの起泡性は離液順列の値が増加すると著しく減少した。この結果より、キラヤ水溶液の泡安定性には、気/液界面におけるキラヤ由来トリテルペノイドサポニンの吸着量が重要であることが推察された。

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